実物　1950s-60s ドイツ軍　戦時コントラクター　仕立て品

1950s-60sドイツの制服になります。Bundeswehr Feuerwehr(ドイツ軍消防隊)と思われます。資料が限られているので100%ではありませんが少なくともドイツ官給品です。

確かなのは年代で、テーラーの名のCarl Busse Mainz の下にはSeit 40 Jahren Wertarbeit (40年のクオリティークラフツマンシップ)のモットーの様な表記があり、Carl Busse Mainz の設立が20世紀初頭1910-20sと考えられているので、そこに40年を足すと大体50-60年代になります。そう考えると厚手のウールの生地感、ボタンフライのトラウザーズ、ハンドフィニッシュのボタンホール等のディテールとも年代が合致しますので古いユニフォームです。基本的に当時は着用者を採寸してからユニフォームを仕立てる流れなので、決まったサイズの支給品ではなく、この制服も同様に仕立て品です。

Carl Busse Mainz は戦時中にもドイツ軍のコントラクターとして制服や装備品を供給していた事で有名です。
当時、ドイツ軍やその他の組織向けに軍用制服や装備品、アクセサリーの製造・供給に関与していました。
戦後、ドイツ軍は旧ドイツ国防軍（Wehrmacht）から西ドイツの連邦軍（Bundeswehr、1955年設立）へと移行し、装備品への需要が生じましたので、Carl Busseも、この需要に応えるためそのまま契約を結んだ企業の一つであったと思われます。

画像20枚目にドイツ陸軍のベルトのコントラクターとして刻印がある事例(1940年)の写真を掲載しました。

戦前と同じドイツ軍のコントラクターによる製造の制服です。年代も戦後20年程度なので、旧いディテールがお楽しみいただけます。この機会に是非ともご検討ください。


状態
袖に僅かな汚れがあります。全体的な使用感はありますが目立つ汚れやダメージはなく比較的綺麗な状態です。襟や袖に過度な擦れ等もありません。


実寸(cm)

肩幅49
身幅57
袖丈60
着丈73

ウエスト94 アジャスター有
股上31
股下74
総丈102
腿幅38
裾幅22


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